2010年09月04日

ポスト工業都市エディンバラ

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エディンバラからバスで30分くらいいった海岸の近くに、産業革命時代の遺跡が博物館Prestongrange Industorial Heritage Museumがある。スコットランドは実は産業革命では、石炭を生産して栄え、エディンバラ大学にはアダム・スミスもいた。その工場の跡が、野外博物館として、残されている。まだ博物館として整備が完成していないけど、興味のあるところだ。ここではガラス、陶器、レンガの工業が栄え、その背景に石炭の存在があった。当初は露出していた石炭を利用していたが、20世紀にはいって、本格的に地下から採掘するようになり、イギリス本土に運ばれて、当時の主要産業と成った。蒸気機関を利用して、坑道から出る地下水をくみ上げていた。同時に、都市の建築建設のためにブロックが大量に生産され、その釜にその石炭が必要だった。
しかし、そのピークも戦前までで、戦後は、石炭が石油に代わり、すたれてしまった。写真で見るように、つわものどもの草むらとなってしまっている。
一方、エディンバラの都市部の建設も、戦後はほとんど無く、いわばポスト工業時代に、早くも突入してしまった。戦後に、エディンバラがどのように衰退して、生き延びてきたかは非常に興味のあるところだ。イギリスの地方都市はこんなに早く、ポスト工業時代を向かえ、第3次産業で生きてきたというわけだ。大学と、観光と役所しかない都市となってしまった。イギリスの都市は実に興味深い。ニッポンがこれからポスト工業時代を迎えようとしているときに、イギリスは早すぎた産業革命によって戦前のピークが過ぎ、戦後は苦しい時代を向かえ、いまなお同じ状態が続いていると思われる。それなのに、ビールが一杯、3.5ポンド(約450円)で、生活水準もある程度保っているのは不思議でならない。もし私が経済学者だったら、面白い研究テーマだと思う。

今日は3週間の英語研修の最終日。さびしくもなごりおしさもあるけれど、いったいどこまで、英語が習得できたのか?心配になり、映画を見に行き、英語力を確認した。Switchという面白い映画だったけど、以前よりは聞き取りが出来るようになった。その帰りには、パブで、スコッチビールのステッラとダブリンのギネスをいただいて良い気分だ。
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2010年09月03日

スコッチウイスキーの味評価

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私は、ウイスキーはほとんど飲まない。ワインはほどほどで、ほとんどがビールだ。それなに、ウイスキーのツアーに参加した。スコットランドはウイスキーで有名だ。しかも重要な産業になっている。どちらかというと、エディンバラよりは、ハイランドと言ってスコットランドの中央部か島に、ウイスキーの産地が多い。どちらかというとウイスキーくらいしか生産できないといったほうが正しいかもしれない。
それでも、エディンバラの南にメーカーがあって、そこにバスで見学に行った。名前はグレンキンチェGlenkinchieという。
ツアーでは、最初にウイスキーの作り方を説明。見たところ実に簡単、原料は麦芽と水で、自然に発酵したのもを蒸留する。そしてそれを木タルにつめて、8年から12年、寝かせて、ビンにつめて売る。製法は簡単で、それほどの人手も要らない。ただし、設備にお金がかかるけど、いったん設備してしまえば、製造できる。写真撮影禁止のように、秘密があるような風をしているけど、あまり秘密は無いような気がする。簡単で手間がかからない。ますますウイスキーがうさんくさく見えてきた次第だ。メーカーは39あって、寒くて農業ができない地方に集中している。一番の味を決めるのは、何年、木たるで寝かせるかが勝負になるようだ。20年ものになると相当な価格がする。
ウイスキーの試飲で面白かったのが、味の分類だ。
横軸はリッチRICHとライト LIGHT、これは、味が豊か、重い、そして、軽いかということで、分りやすい。重いのが良くて、軽いのが安いというわけでは無いようだ。そして縦軸が、スモーキィSMOKYとデリケートDELICATEとなる。これは難しい。スモーキーとは、煙のように軽くスムース、デリケートはそのままだ。スモーキーのウイスキーをお願いして試飲させてもらったが、スモークの香りがあって、クセが無く、煙が消えて行くように、口の中で溶けていく。といった感じ。ほとんど年によっても味は変わらないから、この表で、メーカーの味が位置づけられる。そんなわけでワインのように複雑ではない。言い方に気をつけたのだけ、ウイスキー党がいらしたらごめんなさい。
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2010年09月01日

自転車交通事情

前から気になっていたのが、エディンブルグの自転車事情。一体どうなっているのか、街中を自転車でスムースに走れるのか?自転車を持って旅行できるのか?

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街中では、ロンドンとほとんど同じ状況だ。車と一緒に走れ。ものすごく危ない。特に、バスの後を走る人が多い。公園とか郊外だと自転車専用道があるけど、街中は車と同じ交通規則を守らなければいけない。年に何人の人が亡くなっているか知りたいところだ。エディンバラはバス以外に交通手段が無いので、自転車は必須だ。しかも、坂がほとんどだから、この人のようにリュックにヘルメット、自転車は競争車でないと坂が登れない。折りたたみのブロンプトンは少数派だ。ということで、街中は相当に危険で、車に負けない勇気がいる。

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では、自転車を持って旅行が出来るのか?午後5時発のロンドン行きがどうだか見に行った。駅では自転車を持っている人を見かける。旅行だろうか、通勤だろうか?そしてロンドン行きの11番線に行ったら、何とホームに自転車置き場があった。自由に利用できる様で、通勤の人が自転車をホームに置いていける。何とうれしいサービスか。

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ホームの先頭に自転車が集まっている。聞くところによると、自転車は、あらかじめ予約とチケットの購入が必要とのこと。そして、電車到着の近くになったら、駅員さんが、電車の到着場所とか、遅れとかを伝えに来た。おお、なんとすばらしいことか。イタリアでは駅員はホームにいないし、アナウンスもない。さすがサービスの国イギリスならではと、感動してしまった。

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そして、ロンドン行きの電車は定刻よりも10分近く遅れて到着。先頭車両に、自転車、荷物の車両があって、次々に積み込んでいた。電車がホームで待っている時間は5、6分という感じで、イタリアでは最低15分から20分はかかってしまう。チケット売り場では、行列はなかった。あってもテキパキと処理をしてくれる。
さて結論的には、イギリスでは自転車を持っての旅行は可能だ。しかし、街中では、車と同じ交通規則で走らなければいけなくて、交通事故は覚悟する必要があって、ヘルメットの着用は当然のこと。それでも自転車にのりたい。
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2010年08月31日

ウエストンの写真展


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エディンバラのフェスティバルは演劇が中心のようで、世界最大の演劇祭となっている。世界中の劇団が集まって、公演する。それと一緒に、アートも集まってたくさんの展覧会が行われた。その中で、気になったのが、このエドワード・ウエストンEdward Weston(1886-1958)の写真展だ。
ウエストンは、アメリカの初期の写真家だ。写真が絵の模倣であった頃から写真を撮っている。そして、写真だけの独自の表現を、自らはじめる。いわばモダンな写真表現といえる。ウエストンは多くは静物Still lifeを撮り、そのキュビクルな造形を発見した。当時のヨーロッパはキュービズムが盛んであった。この写真は、1930年に撮られたピーマンだ。光のトーンとその形状はとてもピーマンには見えない。このとき、写真にしかできない表現方法を発見したのではないだろうか?ピーマンではない別の造形だ。
ウエストンは、8×10インチのフィルムの大きな写真機を使っていた。それなのに、展示されている写真はどれも小さく、そのフィルムの4分の一ぐらいの大きさ写真だった。小さい写真だから近づいて集中できるということがあるのか?小さいほうが世界を表現しやすいのか?私にはとても意味のある写真展だった。
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2010年08月30日

夏のなごり

今日は日曜日。すこし風邪気味で、遠出はしないで、近所を散歩することにした。道路を挟んで、向こう側は住宅街だ。たぶん、エディンバラでは最も古く、たぶん並木の育ち具合からして100年以上は経っている。18世紀末か、今世紀初めの住宅街だ。そして、エディンバラ一番の高級住宅街と思われる。大きな住宅が立ち並ぶ。そこで出合った光景。

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通りを歩いていたら、風船に小さなパンを結んで飛ばそうとしている。どうも小鳥のえさなのではないかと思うけど。何なの?

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はじめて歩く通りだから何があるか分らない。マーケットと矢印があってので、のぞいた。そうしたらビオの食品店だった。閉店間際だったので長居はできなかたが、おいしいものがたくさんあるような感じだ。私は、アッサムティとパンを買った。締めて4ポンド。パンは食べたらスーゴクおいしかった。ここスコットランドで、おいしいものに出会えなかったけど、あと1週間、この店に通えば何とかなるかも?

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イギリスの家は、玄関前に庭がある。表札は家に玄関にある。だから、だれでもが玄関までは入っても良いようだ。たぶん、知人か郵便配達かセールスマン?はだいじょうぶ。そして、庭に面して居間や書斎が面している。そしてその窓にはカーテンがない。どの家も。日よけはあっても視線をふさぐカーテンは無い。それは、「私の家はオープンで、だれでもウエルカムですよ」、という意味だと思われる。イギリスではそういうポーズが大切で、ニッポン流にいえば見栄にあたる。本心は、決してそうではない、と思うけど。そして、どの家にも玄関の上に、泥棒よけとして、警備会社のマークの入った箱が取り付けてある。まあ、そこまでして、見栄をはるのかと思うけど。

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この家は売り家だった。3寝室の庭付きの豪邸。サンルームもある。しかも売れました。

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途中、クリケットをしている人たちが居た。広大な芝の上で、ぜいたくなスポーツだ。

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イギリス人は教会に行かない。昨年、教会に入ったらミサが始まったけど、イギリス人夫妻に私一人で、気まずい思いをした。だから今回は教会には入っていない。でも、ニッポンと同じように死んだら、お世話になるし、お墓も必要だ。

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公園に来てしまった。このグループが円く囲んで、中央から煙が出ている。マリファナを吸っているのではない。夏のなごりのバーべキューBBQをしているのだ。

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公園の一角がゴルフ場になっている。本当に。

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太陽の光が、もう秋だと告げている。雲はこれまでの夏の雲ではない。夏がなごりおしい。私の部屋では寒くて、今日から、ついに電気式ヒーターのスイッチを入れた。
posted by perabita at 07:45| Comment(0) | TrackBack(0) | エディンバラ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする