2011年08月07日

リヨンの光景

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リヨンの最終日は、街を歩いた。リヨンにはユネスコ歴史遺産となっている旧市街がある。ここには、絹産業が栄えた15,16世紀の街並みが今も残っていて観光地となっている。私も観光をした。観光は英語でsightseeingという、sight光景を見ることらしい。だったら、街の光景を写そう。リヨンはもちろんフランス第2の都市。フランスらしさがいたるところにある。
フランスは豊かだ。少なくともイタリアよりは。フランスは光がきれい。イタリアよりは暗く、暗い中に光が映える。フランス人は自己中心的。イタリア人は、英語を話したがるが、フランス人はフランス語が世界語だと思っている。フランスはおいしい。イタリアとおなじくらい。フランスワインはおいしいか?私の答えは、yes-noだ。Noは、フランスはイタリアに比べ、ブドウが成長するのに太陽の日射時間が少なく、どうしてもブドウの味がイマイチだ。と思うが、その分をブドウの製造技術で補って、ある意味ではイタリアワインよりも優れたデリケートな味を生み出している。フランス料理も同じか。すべてがソフィスケートつまり、洗練されている。と思う。では、フランスの光景も洗練されているか?

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タグ:観光 リヨン
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ガルニエの未来派の街

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リヨン出身の建築家、都市計画家はトニー・ガルニエTony Garnier(1869-1948)だ。リヨンの街にはたくさんこの人の作品が残っている。そのなかでも、Des Etats-Unisと呼ばれる街区が大規模だ。このアパート建築群は、1917年から1933年にわたって建設された工業都市とよばれる今世紀はじめの最先端の都市だ。ガルニエは、30歳のときローマ賞を得て、ローマに5年間滞在した。その頃は、イタリアでは新しい時代を表したアート、未来派の中心地であった。その影響を受け、インダストリアで働く人たちの街を計画した。今見ても、現代のアパートからなる郊外の住宅団地と変わらない。外に張り出した窓、窓には上の方の階でも花を飾り、内側から水をやることができるようになっている。裏側は庭園で子供の遊び場や中庭になり、表通りは幅の広い並木道があり、そこには商店がならんでいる。ほとんど現代と変わらない。現代的な都市生活の原型を発明した。といえる。
その他リヨンで見たガルニエの建築は、大きなホールで階段状の屋根が特徴的。そして、公園にモニュメンタルな戦没記念碑も見た。コルビジエはガルニエの工業都市を後の都市計画のなかに取り入れているようだ。
ガルニエの街区の通りは、林立するアパートのパースペクティヴが、未来派の都市の象徴のように見えた。未来派は、スピード、時間、広がりのある空間、カラフルな色の混在、挑戦的な形態などを見ざした。それは絵画や彫刻、演劇、文学までに広がった。その未来派のスピード感のある時空間の広がりが、この街区の通りの景色から読み取ることができる。未来派の景観だ。

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2011年08月05日

ブルゴーニュのワイン畑と村の風景

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コルビジエの後はワインだ。このリヨンから電車で約2時間、ブルゴーニュBourgogneのワインの中心地、ボーネBeauneに着いた。小さな風情のある町で、さてここからどうしようかと思って、駅前の道を歩いていたら、貸自転車屋に出会った。そうか、自転車でブドウ畑をまわって、小さなワインの村に行けばよいのだ。貸自転車屋さんは、ていねいに、自転車のコースと、ワイナリーを教えてくれた。まわるのは3つの村で、ポマードPommard、ヴォロネイVolnay、ムルソーMeursaultだ。地図を渡され、さあ、サイクリングだ。ボーネの街の外に出たら、ブドウの丘が見え、見渡す限りのブドウ畑が広がっていた。目的のムルソー村まで行くと20キロだそうだ。ゆるい坂だから疲れるけど、こんなに景色に良いところは、それ以上に元気がでる。一つ目の村の泉の前で休憩した。二つ目の村はなかなか美しい家が並んでいた。どう見ても15,6世紀のもので、その頃の建築が大切に使われている。フランスは豊かだ。農村には都市には無い生活の豊かさを見ることができる。それが出来上がるには、この数十年という単位ではなく数百年という時間を必要とする。何という素晴らしさか。そして、最後の村、ムルソーに着いた。そこで教えられたワイナリーを訪ね、試飲をさせていただいた。上質な白ワイン。そして、赤はピノノワールというワインだ。ただこのワイン、上等なほど渋みが強く、イタリアワインのサンジョべーゼやネビオラを飲みつけている私には、おいしいと感じることができなかった。ワインは普段のものが一番と思った。フランスワインにのめり込むことができないことを改めて知って、一安心だった。やっぱり、私には、広がる丘陵のブドウ畑と村の風景の方が、上等なワインよりも、上質な風味を感じることができた。

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2011年08月01日

コルビジエのラツーレ修道院

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今回のリヨンの旅の一つの目的は、コルビジエ(1887−1965)の建築、ラツーレ修道院を見ることだ。リヨンからローカル線で、L’Arbresleまで行き、そこから40分くらい歩いた。途中の道は、丘を登る坂道だったが、自然に取り囲まれたとても豊かな道だった。牛が放牧されていたり、遠くの丘に村が見えたり、修道院に向かう道としては、すばらしいとしか言えない。
ラツーレの修道院は、街で働く修道士と隠遁的な修道士の両方の意見で、この街から少し離れた、遠からず近からずのロケーションが選ばれたと聞いた。私は、昔、建築を勉強していた。今でもしている。本来であったなら、もっと若いときに、ここを訪れるべきだった。少なくとも30歳までに、そうしたら、きっと違った道を歩くことが出来たかもしれない。それほどまでに大切な建築といえる。コルビジエ以降の全ての建築家はここを訪れ建築への思いを強くしたに違いない。
この建物は、上階に修道士の部屋があり、下に集会、食堂、教会があって、とても伝統的な生活が、立体的に構成されている。一番下の教会から、徐々に上に登り、左右にクロスして、一日の生活は、この建物の中をすべてくまなく歩くことになる。どの場所からも、外部の素晴らしい緑や丘の風景が、さまざまに見え、コルビジエの意図を感じることができる。彼は、すべてのものを、自由な感性で作り上げている。窓や壁や天井や階段や、どこを取ってみてもここにしかないもので、彼の描く絵画のように、描かれている。この建物には、美しい光が、影の中に差し込まれている。暗い影の中に光が生きている。色も同じだ。コンクリートのそのままの壁に、黄、緑、赤が扉や家具やスポットライトに塗られている。荒々しいコンクリートにコントラストを生み出し生気を感じさせる。光は、この色に反射して色の光となる。
すべてがこんな具合に、組み立てられ、きっとコルビジエは、絵を描くのと同じように、この建物の設計を楽しんだに違いない。私は、絵画を見るように彼の建築を感じることが出来た。

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2011年07月30日

旅日記はミラノに帰ってから

今回、リヨンの旅を毎日掲載するつもりだったけど、何せ、このホテルのネット環境があまり良くなく、写真を掲載することができない。仕方ないので、ミラノに帰って、ゆっくり旅を振り返ってみるつもりだ。
行ったコースは、コルビジエのラツーレ修道院、トニー・ガルニエの工業都市、自転車でブルゴーニュのワインめぐり、リヨンの世界遺産の旧市街、といったところだ。最後の旧市街は、これから行くことにする。どれも興味深く、楽しいものだった。乞うご期待。
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