2010年10月15日

18世紀フランスの画家シャルディン

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昨日の夜は、友人達にさそわれて、美術の講演会に行った。場所は、スイス領事館で、さすがお金持ちのスイスは、ビル丸ごと領事館で、なかには会議場、ホールがあり、最上階にはスイス料理のレストランまである。ミラノは、スイスに近いせいかスイス人が多く住んでいる。
公演は、シャルディン、革命以前のフランスの絵画というタイトル。スライドで彼の絵の紹介と解説で、説明はすこし気に入らなかったけど、この人の絵がすばらしかった。
シャルディンJean Simen Chardin(1699-1779)は、18世紀を代表するフランスの画家。私は、知らなかったけど、彼の絵は興味を引いた。それまでの、様式的な、クラシックな、リアルではない絵画に比べ、シャルディンの絵は、日常的なモチーフをリアルに描いている。子供や人物、それに日常的な静物だ。静物画は英語ではstill lifeだけどイタリア語ではnatura morteになる。死んでいる自然ということか。描かれているものも近代的で、絵もその後の印象派に近づいていて、モダンな時代に足を踏み込んでいると思った。多くの画家達に絶賛され、影響を与えた。ゴッホ、セザンヌ、マティス、ブラック、そしてモランディだ。シャルディンの描く人物や静物のリアリティ、光、色は、時代を先取りしているようだった。
イタリアではじめてのシャルディンの展覧会がフェラーラで開かれる。
ラベル:シャルディン
posted by perabita at 19:13| Comment(3) | TrackBack(0) | 美術・クラシック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
秋色という言葉良いですね。素直で。紅葉の葉の形が少し違うのでしょうか?日本は紅葉はまだです。
 シャルダンの絵に久しぶりに逢いますけど、品があっていいですね。
日常の空気が穏やかで心地の良さが伝わってきます。絵画が貴族のものから民衆の私達にも描くことが出来るようになりましたが、あの空間は真似をしても出来ない物でしょう。
いつも、奇麗な写真ありがとうございます。
 
Posted by 世田谷のますこ at 2010年10月17日 20:41
そうですね、シャルディンの絵は、描かれている人物や物が自然で、見ている方からも透明感があって素直で、エレガントですね。さすがフランスという感じがします。それに比べ、カラヴァッジョやテッツィアーノなどは、描かれている人物が、見ているこちら側を意識して、私をにらんでいたり、演技していたりで、登場人物の視線を感じたりします。やはりイタリア人は、絵も濃いいのでしょうか?
Posted by osaka at 2010年10月19日 22:49
このシャルダンの記事で、あなたのブログを知りました。
シャルディン(イタリア語の発音ですか?)は、私の以前から好きな画家のひとりです。
東京でも、2,3年前に初の展覧会がありました。もちろん私も出かけましたが。
あまりにもの美しさに釘付けとなり、その場を立ち去り難かったです。
同様な経験を2年前のキリコ展でもしました。そのたった一枚の絵から立ち去りたくなく、
外に出た時には何か大事な忘れ物をしたようでした。
Posted by 木村隆美 at 2017年01月22日 13:15
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