2009年01月11日

音楽家アレーヴィ論争

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毎年、クリスマスコンサートが上院セナトで行われている。そこはマダマ宮殿Palazzo MADAMAと呼ばれている、いわゆる国会議事堂の中だ。上院議員を前にして、オーケストラの小編成で演奏された。

わたしもその日12月21日はたまたまTVを見ていた。指揮者は、カールしたもじゃもじゃ頭で、サングラスではないが、薄い色のメガネをかけて、黒いシャツの黒い背広だ。なんかポップの歌手のようなかっこうだ。曲はプッチーニ、指揮者が作曲した曲、クリスマスソング、最後に国歌だった。この日のコンサートはyou tubeにたくさん掲載されている。
指揮者はジヴァンニ・アレーヴィGiovanni Alleviで1969年生まれ。作曲家で、ピアニストで、コンセルヴァトーレを最高得点で卒業している。哲学も学んだ。たいへんな売れっ子で、CDは50万枚、2冊の著書は10万部売れた。どちらかというと、作曲家で、本人が言うには現代音楽に属するそうだ。近年まれに、イタリアで、クラシック出身でこれほどの話題の人は居ない。
ところが、この人のクリスマスコンサートに、新聞紙上でかみついた人がいた。著名なバイオリニストのウト・ウギ氏。その次にライオーケストラの指揮者チェーザレ氏も。現代音楽の革命と宣伝するが、このアレーヴィの音楽レベルはピアノバーのレベルだ、と新聞紙上をにぎわした。
そんなこともあって、都心のCD店に行って、アレーヴィのCDを1枚購入した。なにせ、自分で聞いてみないと本当のところはわからない。たしかに店内には、現代音楽のところにCDが並んでいて、アレーヴィコーナーまであった。
購入したのはEVOLUTIONというタイトルで彼の作曲したものが10曲入っていた。どうだったかって?曲は非常にシンプルで、クラシックというよりは、癒し系のイージーリスニングに近い。映画音楽のa perfect dayなんかもあって、そんなに悪くはないが、二度とこのCDを聞くことはないというものだった。残念だ。この人、作曲に徹して、指揮や演奏はしないほうが良い。本来なら地味な作曲家なのでしょうが、あまりにもPR上手で、実力以上に評価されて、しかも売れてしまったのではないだろうか?you tubeに曲がたくさん収録されているので、聞いてみて。
posted by perabita at 08:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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