2008年11月22日

更紗版木のミュージアム

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街を歩いていたらこんなミュージアムに出会った。更紗の版木のコレクションだ。ミラノで寝具のベッドカバーやシーツを売る有名なズッキZUCCHIという店がある。私が住む街にも支店があって、カラフルな寝具が売られている。ドーモに近い、フォスコロ通りVia Ugo Foscolo,4にあるズッキの店の地下に、このミュージアムがある。誰でも見学できる。

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昔、私は銅版画をしていたことがあって、版画と同じ原理で、木に模様を彫ったのもで、インク(染料)をつけて、布に押し付ける。いわゆるプリントである。非常に魅力的で、その魔力に心を奪われた。何よりも、彫られた版の美しさが、プリントされたものよりも美しい。また版によって木綿に押し当てられた模様も、毎回微妙に同じではない。にじみやずれや染料の具合で違ってくる。またそこが面白い。

このミュージアム、ズッキ・コレクションLa Zucchi Collectionには5万6千の版木が集められ、1785年から1935年まで、実際にプリントを作成するのに使われた版木だ。これはイタリアの工房ではなく、フランス、イギリスの工房で使われていたものを、ズッキがまとめて1988年に購入して、博物館にしたものだ。詳しくは以下のHPを参照。
http://www.zucchicollection.org/pages/index.php
版木の模様は、更紗という植物を模様にしたものが中心で。抽象的なものや、具象的なものなどバラエティに富んでいる。更紗はもともとインドが始まりで、インドネシア、ペルシャ、ニッポン、ヨーロッパでは、フランス、イギリスが有名。世界中にこの模様が広がった。版木の模様をみていると、迷宮の世界か、何かわからない抽象や曲線の魅力か、模様やパターンの世界に引きつけられる。いつまで見ていても飽きることはない。
posted by perabita at 09:21| Comment(2) | TrackBack(0) | 美術・クラシック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あなたの写真集、Milano3の中で、列車の窓際にに座る男性の写真を見て。
その窓の落書き?ペイズリー模様のような落書きを見て、真っ先に、この一番下の版木の写真を思い浮かべました。
不思議な感覚のコラボレーション。どちらも、美しいです!
Posted by 木村隆美 at 2017年01月22日 13:54
追伸;
アルプの作品のようでもありますね。
Posted by 木村隆美 at 2017年01月22日 13:58
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