2011年05月31日

100歳のフィリッポ

filippo1.jpg

filippo2.jpg

filippo3.jpg

昨日は、ミラノ市長選で現職市長が負け、ピサピア市長が誕生した。これからミラノ市をどんな風にしていくのか、気がかりなところだ。今日の新聞を見て、また報告する。
ところで、この前の日曜日は友人家族と一緒に、田舎の家に集まって食事をした。毎週日曜日は、今年100歳になった彼らの父親フィリッポさんと一緒だ。私は、家族写真を撮るということで、同行した。フィリッポさんは、シシリーのアグリジェントの出身、戦争が終わったときは、ナポリに居て、歩いてシシリーに帰ったそうだ。アグリジェントでは農業を営み、麦を作っていた。その麦を脱穀するのに、いち早く動力を取り入れた、という。その後は、妻が髪ゆいの職業で、ミラノに修行に来ていて、そのまま家族はミラノに移住した。まさにヴィスコンティの映画のような話で、それ以後、今日までミラノに住んでいる。みんな集まって、食事をした。プリモは生パスタのラビオリのペーストソース、セコンドは、コニリオ(うさぎ)と鶏の煮たもの、野菜、そして果物は季節のチェリー、ケーキだった。私は、サン・コロンバーノのこの地方の赤ワインを持参した。楽しい、ひと時だった。イタリアの家族は、この日曜だけ、父親、母親を囲んで食事をする。まあ、この時だけだけど、それでも良い習慣だ。
ラベル:100歳
posted by perabita at 17:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月29日

新緑の車

今日はトリエンナーレというデザイン関係の展示をしている美術館に行った。目的は、ジオ・ポンティというかつてイタリアを代表するデザイナーの回顧展を見ようと思った。しかし、展覧会カタログを先に見て、絶望して、帰ってきた。最近は、イージーゴーイングな展示が多くて困る。その帰り道、路上駐車の車に映った緑が青空を背景に、あおあおとしていた。横断歩道に停車したバスにも街の風景が映り込んでいた。
明日は、ミラノ市長選挙だ。一回目はすでに行われて、現市長モラッティが41.6%、対抗馬のピサピアが48%で、2回目の一騎打ちとなる。50%を超える得票が必要だ。どうも現職市長が不利で、ミラノ市の政治色が変わるのではないかと言われている。現市長の2015年万博に向けての強引なやり方が、市民に総スカンを食ったのではと、私は思う。もう少し、ミラノ市や市民のことを考えた万博にすべきだ。どのような結果かは、火曜日に明らかとなる。楽しみだ。

verde1.jpg

verde2.jpg

verde3.jpg

verde4.jpg

verde5.jpg

verde6.jpg
ラベル:新緑
posted by perabita at 07:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月28日

今日この頃

NHKW1.jpg

NHKW2.jpg

ベルガモのレンナの街の写真と、エレナさんの家の写真を山の方から撮った写真が見たいという要求があったので、掲載する。どうということは無いけど、イタリアの宿場町という感じか。

NHKW3.jpg

フランスで開かれているG8に行った管首相は、主催国のフランスに遠慮して、より安全な原子力発電の継続と、他の自然の力を利用した発電の両方を進めていくと、発言した。なぜ、この福島原発の惨状に懲りず、いったい政治家は何を考えているのかわからない。きっぱり、ニッポンは原子力を廃止する、と世界に宣言する良いチャンスだったのに、残念だ。原子力の廃止を2015年に決めたドイツは、別に原子力でほとんどの電力をまかなっているフランスと悪い関係でもないし、メルケル首相とサルコジ大統領は普通の関係だ。きっぱりものが言えないニッポンって、世界の人たちからは不思議な国に思われているだろう。

私の家の無料のサテライトには、この一か月ほど前から、NHK WORLDという番組が入るようになった。このサテライトには、世界のニュースを的確に、イギリス的な視点で、決してアメリカの視点も忘れずに伝えるBBC。ドイツの国内事情も伝えながら、世界の情勢を的確に解説するドイツのDWTV。アラブの視点から、アラブの自由を主張するAlJajeera。などをいつも見ている。そういった中で、このNHKの英語の海外番組は、相当に不思議な番組だ。今、世界の人が知りたいのは福島原発の現状であり、地震、津波の復興であるのに、奈良や京都のみやびな、優雅な景色や伝統的な職人さんの紹介だったり、時代遅れのハイテクやローカルなファッションの紹介だったりで、理解できないものが多い。こういったものは、旅行会社のPRでやっていただければ良い。世界の人たちが求めているものとは、相当に視点がぼけていて、見続けることができない。これはきっと、ニッポンの首相のG8の演説と同じで、誰もそんな意見なんて聞きたいと思っていない。残念だ。
ラベル:NHK World G8
posted by perabita at 00:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月23日

山村のおばあちゃんの家

lenna0.jpg

山にときどき一緒に行く友人が、ベルガモの山間の村に家があるという。その友人のエレナは、普段はミラノに住んで、ウイークディは仕事をして、土日や夏休みはこの家に来る。おばあさんの家だった。それで、私の師匠と3人で、近くの山に登った。頂上の途中に湖があって、2,200メートルの高さだ。私は、そこで写真を撮るため残り、二人は2600メートルの頂上に向けて登って行った。ところが、1時間もしないうちに、空は曇り、あられ混じりの雨が降り始めた。私は、途中の避難所まで下り、二人を待った。冷たく、凍えるような寒さだ。三人は早速下山して、エレナの家に行った。着いたら、すぐさま暖炉に火を入れ、紅茶を沸かして飲み、暖をとった。生き返った。この家は、ベルガモのレンナというところで、谷に沿って走る道にある小さな村だ。家は、おばあさんの住んでいた頃のままで、古い椅子、テーブル、食器、照明、ミシンが窓からの光にグレーにかがやいている。外は雨上がりの日の光が、うす雲から鈍くさしている。窓の外には、新緑が輝き、山までの間の平坦なプラトーとよばれる緑の牧草地帯が広がる。大きな栗の木がうっすらとした影を足元に作っている。私は思いがけなく、静かな山村のおばあちゃん家を訪ねることが出来た。

enna1.jpg

lenna2.jpg

lenna3.jpg

enna4.jpg

lenna5.jpg

lenna6.jpg

enna7.jpg

lenna8.jpg

lenna9.jpg

lenna10.jpg

lenna11.jpg

lenna12.jpg

lenna13.jpg

ラベル:山村
posted by perabita at 01:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月18日

山と岩は相似形

人は写真を撮ることによって、世界を獲得してきた。というような意味をスーザン・ソンタグという人が述べていた。確かに、写真を撮ることが新しいことの発見につながることがある、かもしれない。毎度、山に登って、面白くない山の写真ばかりを掲載するのは気が引けるのだが、今回はすこしばかり自信がある。いつも、2キロ近くのカメラをリュックに入れて登るのだが、着いたところの山小屋周辺は岩と草で覆われていた。ここはモニョーネというスイスアルプスだ。最初は、この美しい岩に注目していたが、周辺の山と一緒に撮ることに気が付いた。そうすると、何と岩と山は相似形なのだ。昔、数学でそういうモデルが流行ったことがある。山は、上がって、下がって、少し上がって、下がって、上がる。とこの連続だ。全体としては、一つの頂上に上がり、そして下がる。この上がって下がる、ことは、岩に注目してみると、全く同じ原理でできている。驚きだ。岩と山は、大きさが違うけど、相似形なのだ。確かに、山は小さな岩の塊でできている。きっと、山と岩は同じ原理で創造されたに違いない。写真でその相似なところを観察してほしい。

roccia1.jpg

roccia2.jpg

roccia3.jpg

roccia4.jpg

roccia5.jpg

roccia6.jpg

roccia7.jpg
ラベル: 相似形
posted by perabita at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする