
この5月の15、16日にミラノの市長選挙がある。現市長は、写真のレティツィア・モラッティだ。モラッティ市長は、1949年生まれで、ミラノきっての名家の出身で、家は保険会社を経営、結婚した相手は石油企業を経営する富豪。いとこはインテルサッカーチームの代表。モラッティ市長は、市長になる前は、ライTVの代表だった。まあ、どこからどこまで名家のお嬢様で、美人で、世の中にはこういう人がいるのだなー、と感心。もちろん、再選確実だ。
ところで、新聞には、ミラノの名士、作家、教育、商店経営、DJなどさまざまな人たち10人に、選挙にあたってミラノに何が必要か、と聞いた記事があった。面白そうな意見というよりは、どんな問題があるのか拾ってみた。
ミラノAler(建設公団)の再建、チャイナタウン、公共の緑、品位と清潔、予防策として若者のためのプロジェクト、貧困層に対する援助、連帯、夜暗い街に照明を、日曜に店を開ける、老人介護と保育園、駐車違反、歴史的な商店と職人の保護、現代美術館、郊外に文化を、郊外の違反建築の取り壊し、大学生の寮、スモッグ郊外、など。
もちろん、これ以外に交通、住宅、公害、緑などの問題はすべての人が指摘している。しかし緊急な課題は、若者と老人に対する援助、郊外住宅地の荒廃と再建といったところか。ちなみに、モラッティ市長の選挙ポスターには、郊外住宅街に警官のパトロールを増やす、と書いてある。
ラベル:ミラノ市長