2010年10月31日

自転車賞と秋色賞

今日の午前2時に夏時間から冬時間、つまり正常時間に変更される。1時間後ろになるので、少し得をしたような気がする。最近、朝寝坊のクセがついたので、そのままだと、明日からはまあ普通の朝起きになる。
イタリアは、月曜日が祭日だけれど、このところ日曜日が毎回雨で、今週も、日月は雨の予報だ。だったら、自転車に乗れるのは今日だけで、自転車道は同じ考えの人がたくさんで、混んでいた。

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はじめに自転車の自慢をする。私の自転車は、チネッリCinelliという名門の自転車で、主に競争用の自転車を作っているメーカーだ。私の自転車は、そうではなくて、競争車を街乗り用にモデルチェンジしたもので、真っ黒で、ネスミという名前で呼ばれている。なかなか軽く、11キロ程度で、スピードが出るモデル。フレームはアルミとカーボンの組み合わせで、その他はシマノで構成されている。安く、コストパーフォマンスが良い。当面はこれで満足だ。

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今日は、いつもの自転車専用道路で、どんな人たちが走っているか、観察してみた。そして、自転車と風体で、賞をあげることにした。まず、3等賞は、このマウンテンバイクの二人組み。なぜか、マウンテンバイクに乗る人は、誰も猛スピードで、タイヤがビユービューうなる。多くはこの自転車は重く、相当にがんばってペダルを踏まないと進まない。坂のところなんかは、人間がヒーヒー言っているような気がする。これで山に登るなんて信じられない。

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2等賞は、この競争車(者)のコロナゴで、相当な高級車だ。フレーム全体がカーボンで、1キロを切り、自転車全体でも7、8キロくらい。価格は2千ユーロ以上する。何といっても、競争に勝つには軽い車が必要だ。でも、こんな高級車を買えるのは、相当に年齢が行ったお金持ちで、すでに体力は峠をすぎ、せっかく自転車が軽いのに、自分の体の贅肉がそれ以上の重さになってしまっている。皮肉なものだ。

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そして、今日の1等賞は、普通の車に乗る二人組みの若者。なぜなら、自転車乗りは、カッコウが大事。夏は、体の線があらわになるタイツをはき、上は青、赤、黄色の三原色の派手なシャツを着て走る。どう考えても、〈私だけか?〉そんな恥ずかしいカッコウは出来ない。そういう意味で、黒を基調としたシャツ、ズボンで、ヘルメットも調和している。どうか、夏も同じようなスタイルで走って欲しいものだ。
私はどんな格好だって?恥ずかしくて言えない。

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ゴルゴンゾーラの公園に着いた。秋色の葉っぱに魅了されて、写真を撮った。自分で何だけど、賞をあげることにした。入賞は、この2点。木の葉がこんなにきれいになっている。

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3等賞は、このヒマワリのビニールのテーブルクロス。カフェは閉まっていたが、カプチーノを飲むことができた。

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2等賞は、この葉っぱ。どの葉も、デザインされたように下に落ちている。誰かが一枚一枚考えて配置したようだ。まさかと思うでしょうが、落ち葉をよく観察すれば、そこには自然のデザインの法則を読み取ることができる。

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そして1等賞は水辺に浮かぶ木の葉だ。
タグ:自転車
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2010年10月28日

夢に一歩近づいた

先週の中ごろから、昨日まで出張に行っていた。主に北イタリアが中心で、途中、ヴェネツィアを散歩する時間もあったが、精力的にまわることができた。

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その間、私の留守宅では、工事が行われていた。私が住んでいるアパートは築102年で、相当に古い。このあたり一体は1909年前後に開発され、ほとんどの建物はその当時のままだ。こんなに古いと、常にメンテナンスが必要で、ついこの間、2階の家で雨どいからの水漏れがあった。私の家は最上階の5階になる。この雨樋の縦管、建設当時のままで、しかも壁に埋め込まれている。さあ大変、壁を壊して、新しい樋を入れ替えなければならない。水が漏った階だけを修理することを主張したが、全部、下から上まで全部新しいものにする必要があるという。しかたなく工事を了承して、出張中にすべてを終わらせる約束をした。写真は、取り替えた100年前の鋳鉄製の雨樋だ。ある意味では、よく100年間ももったものだ。

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そして、出張の成果はどうだったかって?うまく行きました。これは私の勝利のVサインだ。指が太くて短いと言われそうだけど。私は、この3年間、イタリアというよりヨーロッパの水まわりを改良しようと考えて来た。これは私の夢で、イタリアに来て、キッチンの排水はすぐつまり、夏は悪臭がする。シャワーは1週間毎にスッポンスッポンと掃除をしないと使えない。これを何とかしたいと思った。私の家のように建物が古いせいもあるけど、やはり考え方や習慣が問題だと思うようになり、ニッポンの優れた技術を持った会社と協力して、新しい考え方の排水器具を開発することにした。2年間努力した。それがうまく行って、今回、キッチンシンクの世界の最大手から、われわれの新しい製品が発売されることになった。2011年の9月からの発売だ。そして、お風呂やシャワーも、今までのものとは違う、老人や身障者に優しい排水器具の開発を、イタリアとニッポンの会社とも協力していくことが決まった。うれしい。夢に一歩近づいた。
タグ:水まわり
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2010年10月24日

あやしいヴェネツィアの旅

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イタリアも、産地というのがある。お肉やワインではなくて工業製品で、なぜか同じところに同じ業種がかたまってある。メガネはベルーノ、家具はウッディネそして、昨日行ったのはポルディノーネというところで、浴槽をつくっている。
そして帰りに、夏に滞在したヴェネツィアに行った。朝から、どんより雲って、何もかもグレーのヴ
ェネツィアだ。海の色と空の色が同じで、つながっている。途中、相当に重量のある軍艦もグレー色に隠れてしまっている。これなら敵に見つからなくてすむ。インヴィジブルだ。そしてバポレットに乗ったら、最近出来た橋の下を通った。この橋、床がガラスで出来ていて、上を歩く人の足裏が見えた。

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ヴェネツィアに着いて、サンタルチア駅にある観光案内所に行った。いつもはタダの地図をもらうのだが、2.5ユーロを払えという。タダ地図は無くなったようだ。しゃくだからいらないと言った。建築の展覧会があったのだが、入場券が20ユーロだという。何と無謀な料金。ミラノでは、どんな大規模な展覧会でも8ユーロ以上はしない。タダの場合も多い。ヴェネツィアは街が展覧会以上に面白いから、問題ないけど。そして、バポレットに乗ろうとして、チケットを求めたら6.5ユーロだという。往復か?と聞いたら、片道だという。これほどまで、公共料金が高騰しているのは許せない。この夏にTVのディベート番組で、一般のイタリア旅行者がヴェネツィアの広場で水を飲んだら10ユーロの請求があった。とんでもないことだという。普通ミネラルウォーターはバルでも0.5で、イスに座っても1ユーロが相場だ。なにもかも、桁はずれな物価だ。それらは、全部公共料金が先導役をつとめていると思う。
まあ、ヴェネツィアは、水の上に浮遊する幻の都市だから、ものの値段も架空の出来事だと思って、やり過ごすのが良いのかもしれない。このゴンドラだって、いくら請求されるか分らない。でも、最後の写真のカップルのように、幻の国に来たのだから、たとえ許されない仲であっても、仲良くゴンドラに乗って、夢心地になっていると、橋の上から証拠写真を撮られたりする。気がついてももう遅い、こうしてブログに掲載されてしまうのだ。

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地図を持たないで、迷宮の都市を歩いた。迷宮であっても、サンマルコ広場とリアルト橋と駅の間は、観光客が歩く大動脈が通っている。道に迷ったら、その動脈を捜せば、どれかに行くことができる。その動脈を外れると、静かな街に出会う。散歩や買い物に出たヴェネツィア人に出会ったりする。海に漂う街の、夜の闇のなかでは、なおさら先が見えない不安にかられる。運河では、光も音もしない静けさのなかをゴンドラが進む。あやしいヴェネツィアの夜の旅だ。
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2010年10月21日

イスタンブールがかわいそう

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ガブリエレ・バシリコGabriele Basilico(1944-)というイタリアの写真家がイスタンブールを撮った写真展を見た。あまり感心しなかった。一般的に、写真はドキュメント派とアート派に分かれる。もちん写真は記録されるものだから、ドキュメントとアートのどちらの要素も含まれていて、どっちが多いか、という問題に過ぎない。私はイスタンブールに、30年前と昨年とで2回ほど行っている。イスタンブールは、東洋と西洋の接点にあって、いろんな面で、あやしい側面もあって、不思議な空気がただよっている。都市の賑わいの中にも、そんなところがイスタンブールなのだと思っていた。ところが、バシリコの写真は、行き当たりで出くわした面白そうな情景をただカメラに収めただけで、この街を理解しているわけではない、と感じた。しかも、アートかといえば、そうでもない。バシリコは、大型カメラで2千カット撮ったのが自慢のようだが、35ミリカメラだと、2千カットは少ないと思う。カメラに大型も小型もない。もちろん、私も大型カメラを使っていたこともあるので、その大変さも知らないわけではない。35ミリのワンショットと4×5のカットも全く同じ重さだということだ。バシリコの風景写真では、魅力的なイスタンブールがかわいそうに見えた。

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ということを思って、マジェンタ通りのギャラリーを出たら、サンタ・マリア・グラツィア教会に夕日があたって輝いていた。この建物、ブラマンテ作で、内部にミケランジェロの最後の晩餐の壁画がある。いわゆる観光寺だけど、繊細さと巨大さのバランスが取れている。みがいたスクーターにキューポラや街並みが映っていた。
教会のなかにも、夕日が差し込んで、夕暮れどきの輝きを知らせている。ここの懺悔のブースは面白い。普段は写真のように明るく、坊さんがほほえみかける。人がその前に立って、告白をはじめるとブースの上の電気は消され、真っ暗となる。ささやくような声だけが聞こえる。「私は、愛する妻を裏切ってしまった。。。」映画のシーンのようだ。
帰りぎわ、ドーモ広場を通ったら、エマヌエル?ナポレオン?像のシルエットがあった。
(明日から来週中まで出張のためお休みになるかもしれない。)
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2010年10月19日

This is BBC NEWS

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今朝は、ミラノの日本領事館に行った。自転車で、私の家から20分くらいだ。帰り道、赤いスポーツカーが目についた。太陽の光を受けて、赤がすばらしい色に輝いている。カメラを構えると、自転車に野菜をつんだおじさんが通りすぎた。野菜の配達だろうか?そして数学の教科書らしきものを持った学生?さん、が通った。車の名前は分らない。

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家のテレビが、アナログからデジタルに移行してもそのままだから、見えない局もある。デジタルだとBBCが見えるというので、バーゲンを機会に、買い換えることにした。サムスンよりもToshibaの方が安くなっている。きっと、Toshibaは知名度が低いのであまり売れないためだろうか。LGやサムスンが韓国製であることは、あまり知られて居ない。ヨーロッパ製の顔をして、安心させて売っている。しかも決して安くはない。しかし、家電の分野では、ニッポン製は、すでに落ち目となっている。もちろん私はToshibaの26インチのTVを285ユーロ(3万2千円)で安く買った。
そしてBBCのワールドニュースを英語で聞くことが出来た。早速、世界の情勢が分った。軍備費のトップはアメリカで7000億ドル、中国700、イギリス600、ニッポン500となっている。あのビンボウなイギリスがニッポンより100億ドルも多いのは、アメリカ追随のためか?確かに、ドル崩壊の危機で、アメリカがこの額を支出していて、軍備縮小したい気持ちもわかるなー。フランスでは、年金改革で暴動が起きている。現在60歳が62歳からとなるのは普通なのだけれど、年金取得に40年間働き続けなければならないのはつらい。イタリアでも35年だから。気持ちはわかる。ロシアのチェチンでも、暴動が。中国では洪水。フィリッピンでは台風。おかげで世界が分ったような気になった。
タグ:BBC
posted by perabita at 22:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする