2009年06月30日

長ーい緑地ベルトのいこいの公園

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私は、その昔、都市をつくる、都市を計画するような職業につきたいと思ったことがある。そして都市の歴史や、都市と社会というような研究もしたが、実を結ぶことはなかった。理由は簡単で、ニッポンではそのような職業がありません。ですが、これほど環境や景観についての関心が高まっているなかで、もう一度、都市について考えてみるのも、悪くはないのでは。と、カテゴリーにウルバニスティカUrbanistica都市学とかいうもの作ってみた。ニッポンとは異なった都市について、身近なところから、写真と文字で、ウルバニスティカの試みをしてみたい。

もうブログには何度か登場した細長ーい公園、通りの名前はモルガーニ通りVia Morgagniが、近所にある。これを公園と呼ぶのがふさわしいかどうか、分らないが、この地域にとっては欠くことができない重要な役割をになっている。
長ーい公園は、幅約30m、長さ600mくらいはある。両側に一方通行の道路があり、その内側にトラム(路面電車)が両側に走っている。つまり、周囲は交通で囲われて、遮断されている。そして、その両側には、5階建てのアパートが取り巻いている。この方式は、20世紀初期に建設された地域にはたくさん見られる。多くは植樹され、100年はたった現在、かなりの緑地ベルトとなっている。この、幅広い道路のなかに公園を仕込む考え方は、過密な都市に、効率的な空き地を生み出すことができた。四角いよりは、長い方が、それに接する面積が大きい。過密な都市にとっては、長ーい緑地ベルトは環境形成には、重要な要素となっている。
しかも、このモルガーニ通りは、空き地の中央部は、さまざまな用途に、都市生活に欠かせない用途に活用されている。ここが、他の多くの道路兼緑地ベルトと違っている点だ。つまり生き生きとしていて、取り巻く地域のお年寄りから、子供までの幅広い人たちのいこいの場所となっていることだ。
端から、水呑場とベンチがあるいこいのスペース、子供の遊び場、犬の放し飼い、そしてベンチのあるいこいの公園、新聞売店、花屋、ボッチャをするレーン、トランプができる場所、便所、子供の遊び場、小さなガソリンスタンドなどだ。そして、それらを結ぶように、公園内に自転車道が走っている。途中、大通りとクロスするところでは、自転車マークの信号がある。もちろん、自転車ばかりではなく、犬の散歩、子供達を連れた主婦、ジョギングをする人などが通る。
タグ:緑地 公園
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2009年06月28日

消える手づくりのサラミ

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今晩は友人のアルマンノとアンナの家によばれている。久しぶりで、あのプロシュート(生ハム)とメロンを持っていくことにした。せっかくならおいしいものをと考えて、メロンはいつも買い物をする市場のおじさんのところにした。これまで失敗はなかったので、安心だ。キロ1.5ユーロで、季節だから安い。生ハムは、困った。近所ではおいしいものが手に入らない。ガンベロ・ロッソのガイドブックを見ても、生ハムのおいしい店は出ていない。
生ハムは、最近おいしいものがない。昔、30年くらい前にイタリアを旅行して、トレヴィーゾというところで、食べた生ハムは、おいしかった。かんなの削りくずのように、薄く、口に入れると生ハムの香りがして味がある。昨今の生ハムはおいしいとはいえない。生ハムを買うなら、プロシュート・コット(加熱したハム、ニッポンでいうハム)を買うようにしている。パンにはさんでもこちらの方がおいしい。
でも、メロンには生ハムが必要。だったら、あの有名なペックで買うことにした。ペックは地方のおいしいものを集めている店として有名だ。生ハムはパルマ産だそうだ、100g4.8ユーロで、普通のスーパーの2倍の価格だ。さぞおいしいであろう。
結果、普通だった。100g2.5ユーロのスーパーの生ハムとちっとも変わらなかった。ペックではもう2度と生ハムは買わないぞ。メロンはおいしかった。

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そして、夕方、アルマンノとアンナの家に行く途中、我々の間では、超おいしいサラミを売っている店に寄った。この店は、ミラノから15キロくらい離れたトーレヴェッキアという田舎の村にある。ここのサラミは、ミラノのどこのサラミよりもおいしい。おいしい理由は、店の裏に、牛や豚をトサツして、店の主人が自ら作る手づくりのサラミで、昔ながらの製法を守っている。肉が新鮮なのと、熟成が適切だからだ。しかし、残念ながら、近々店を閉めるという。もうトサツができないということらしい。
この店で、サルシッチョ(生サラミ)とサラミを買った。100g0.9ユーロで、とても安い。そして、ラードに漬けて熟成したサラミを食べた。空気の酸化するのを防いで、サラミの風味を保つためだろう。よく、ラードを取り、皮をむく。食べた。ウーン、サラミというものはこういう味なのだ。どんなサラミよりも柔らかく、燻製になった肉の味がする。おいしい。
この店も、来年はもうないだろう。こうして、おいしいサラミが消えて行く。工場で作ったサラミでは味あうことができない味だ。きっと生ハムも、このようにして姿を消していったのだろうか。
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2009年06月27日

無題の写真と無題の話題

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暑くって、夕方散歩に出た。何かがあるわけではない、都心の風景だ。図書館に行って、前に借りたSHOSTAKOVICH(1906-1975)の弦楽クアルテットを返却した。こんどはSTRAVINSKY(1882-1971)だ。この時代の音楽が好きだ。クラシックと現代音楽の間で、なんとなく時代を強く感じることができる。音楽の自由な発想がいい。
夏休みが終わって9月には恒例の音楽際がある。今年は武満徹だそうだ。でも何とお金をとる。今まではタダだった。市の財政難のためだ。もう文化にはお金を使うことが出来なくなっている。しかも、武満の代表的なノーベンバーステップなんかは演奏されない。小規模編成の小曲が中心だ。面白くない。この9月から、イタリアの本当の経済危機が始まる予感がする。政府はお金が無い。年金カット、公共サービスが滞り、病院や交通機関がスト続き、失業者があふれ、ごみの収集なんかが難しくなる、かもしれない。工場は昨年の3割減の仕事しかしていない。もともと経済基盤が弱いイタリアを危機が直撃するような気がする。そんな中で、ミラノは建設ラッシュだ。再開発や、超高層が軒並み着工していて、だいじょうぶなのか?と思ったりする。
明るい話題が欲しい。でもイランやパレスティナのように平和が無いところよりは、とっても良い、せいぜい、不法な移民が船で押し寄せるくらいだ。先日も、リビアのカダフィーがイタリアに来た。ベルスコーニ首相が異常に歓迎していたように見えた。これも、不法移民を帰国させるためだったようだ。石油が欲しいわけではないそうだ。先の選挙で、不法移民を無くすと公約にした右より政党が躍進した。その結果、早速にビザ申請の規則の見直しが行われてビザ取得がより厳しくなるようだ。
暑い夏にはミネラルウオーターを飲まないで、水道水を飲もうという、キャンペーンに同感だ。運賃とプラスティックゴミを減らすことしか出来ないけど小さな我慢が、明るいイタリアに貢献できるかもしれない。とは思わないけど、まあ我慢我慢。
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2009年06月26日

進化論発端のダーウインのメモ

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イタリアの銀行がどんなに機能していないかを知っていただきたい。昨日、900ユーロの小切手を受け取った。普通は銀行に持って行って換金するのが常識と思うだろうが、そうではない。小切手を発行銀行の支店に持っていった。換金をお願いします。そうしたら、出来ませんという。ええ、では発行元の銀行に行けばいいの?この場合、身分証明書が二つ必要です、と言う。ええ、なぜ二つ?ほとんど論理的に意味不明。パスポートしかない。滞在許可書(顔写真も付いている)はどう?それは身分証明ではありません。だったら、私が持っている郵便貯金の口座に預けると、換金できるという。それで郵便局に行って、お願いしたら、実働7日間後、つまり10日後に現金になります、と言う答えだった。
いろいろ考えた、なぜこうなのか?それは、銀行がコンピュータ化されていないから?小切手が本物かニセモノかを判断できない。サインが本人のものかどうかが確認できない。と言う理由だと思う。イタリアは預金者が少ないから、そこまで投資できないというのが実情だろうか?もう少し進化してほしい。

と言うわけではないが、ダーウイン1808−2009の展覧会を見に行った。子供の頃、ビーグル号の話を読んだ記憶があった。この展覧会は、ダーウインCharles Robert Darwin(1809-1882)がどのようにして、進化論を築いていったかを説明し、この理論は今世紀でも引き継がれ、新しい科学によっても、立証されていることが語られている。改めて驚いたのは、ダーウインは、1838年から5年間かけて南半球を旅行して、ガラパゴスをはじめ島ごとに動物の違いに気付き、環境が生物に与える影響を知ることとなり、やがては進化論の基礎を築く。そのほとんどが、科学的な手段を持たないで、ただただ観察だけで、後世に残る仕事をしたのだった。観察がすべてだった。このことは、大変な勇気を与えてくれる。何も手段を持たない私にとって、ダーウイン先生から学ぶことは大きい。展覧会の途中で出合った、ダーウインの進化論の発端となったメモを見た。全ての生物は、ひとつのツリーで結ばれている。AとBは親戚関係、BとCは近い関係、BとDはもはや違った関係ということがメモられている。すべては、ここから始まっている。
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2009年06月24日

夏向きマチェドニアのテラミス

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私が作ることができるドルチェはテラミス。しかし、普通の作り方、教科書にのっているものだと、マスカルポーネがひつこく、甘すぎて、イマイチの出来になってしまう。そこで、今月号の雑誌に出ていた、夏向きのテラミスをご紹介する。これだと、夏の果物のさわやかさとマスカルポーネがマッチして、良い感じに仕上がるような気がする。
どなたか、試して下ればうれしい。

(6人前材料)
マスカルポーネ(チーズ)400g
砂糖200g
たまごの黄身 3個分
たまごの白身 3個分
モモ 3個
イチゴ 250g
野いちご 250g
ミルティーユ250g
オレンジ汁 適量
ウオッカ 大さじ2
サヴォイアルディ300g
アーモンドのスライス 大さじ2

1.はじめに果物を洗って、乾かす。マチェドニアを準備する。オレンジの汁(果物が浸るくらい)と砂糖80gを良くかき混ぜ、それに、切った果物を入れ、30分くらい冷やす。
2.次に、冷えたマチェドニアを、汁と果物に分ける。その汁にウオッカを加える。
黄身に砂糖100gを加えて、よく泡立て、白く、泡になるようにする。残りの砂糖を加えながら、白身は雪のようになるまで泡立てる。はじめに、マスカルポーネを泡立った黄身とかき混ぜ、次に泡立った白身と混ぜる。かき混ぜるのは、泡がつぶれないように、デリケートに混ぜる。
3.サヴォイアルディをマチェドニアのウオッカが入った汁に漬ける。器に、サヴオィアルディを並べ、果物をのせ、マスカルポーネをのせ、最後に、アーモンドのスライスをふりかける。少なくとも2時間くらい、食べるまで冷蔵庫に入れ、よく冷やす。

果物は、季節ごとに自由にアレンジできる。サヴォイアルディは、テラミス用のクッキーだが、普通のクッキー、ミルクと粉だけのシンプルなものでいける。私はこちらの方が好きだ。オレンジ汁はオレンジジュースでOK。アーモンドのスライスは、少しフライパンかオーブンで焼くと、パリパリで香りが出る。砕いたものでも良いのでは。以上、おせっかいでした。
タグ:テラミス
posted by perabita at 19:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする