2009年04月30日

建築家マルティーノ設計のモローゾの竹林(サローネ2009)

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もうサローネはとっくに終了しているが、私のサローネ特集はまだ終わらない。サローネはイタリアのデザインの現場を知るのには良い機会となっている。このサローネで活躍するデザイナーも多い。そのなかで、昨年はウルキオラ事務所に所属していたが、今年から独立した我らの建築家マルティノ・ベルギンズMartino Berghinzがいる。
彼は、昨年に引き続いて、パナソニックの展示デザイナーだ。今度のサローネでは、このマルティーノとウルキオラによく出会った。二人とも売り出し中だ。
友人が、ひょっとして、マルティーノのデザインしたMOROSOはフィエラ会場で一番良いかも?と言うので早速見に行った。これがその写真だ。まるパイプを曲げて柱にしたもので、白く細い柱が林立するなかに家具が置かれている。これだけある柱がスクリーンの役割をして、内部スペースを作り出している。レセプションルームでは、さらに白いスクリーンで内部を半透明に隠している。確かに、展示スペースとしては一番かもしれない。白い竹林の中を歩き回った感じがした。モローゾの家具にはちっとも感心しなかったけれど、一つだけ気に入ったものがあった。それは、すり切れたカーペットだ。昨今のジーンズのように、新品だけど使い古したように見せかけたカーペットが美しかった。なぜ、新品よりも美しいのか?新品はきれいだけど、なじんでいない。使い古されたものは、なじみの心地よさが感じられる。現代は、新しさよりも、なじみの方が感性にフィットする、何かがある。これは決してアイロニーではない本当の感触なのだ。と思う
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2009年04月29日

ミラノ大学の光のデザイン展(サローネ2009)

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すでに昨日で、ほとんどのサローネの展示は終わっている。だけど、一箇所だけ30日まで展示が行われているところがある。それは、ミラノ大学の中庭で、エネルギーをテーマに出版社インテルニが企画したものだ。ミラノ在住の活躍する若手デザイナーのデザインで、あかりを多用している。従って、昼間よりも夜の方が断然きれい。私は、50ミリのレンズしか持ち合わせていないので、中庭全体を見渡すことができない。どの作品も躍動感があって、良い。
だいたいこんな美しい中庭を持つ大学はめずらしい。この建物は、1456年にフィラレーテという建築家の設計だ。彼はスフォルツ城も設計している。最初は病院だったのが、大学に使われている。
私が気に入ったのが、正面のバルコニーにある、CULDESACというグループのデザインで「振り子」という作品。まさに大きくの明るく光る球が、ゆーらりとゆれている。しかもまちまちに振られている。何かこれを見ていると、ゆったりとした時間の流れを感じる。
その他、渦巻き、色とりどりの光の植物、銀色にかがやく壁、我らのウルキオラの大理石の庭、マルティーノのロレンツという時計の展示、などがあった。
この夜は会場でミラノ大学のオーケストラが演奏会を開いた。モーツアルトだったので途中居眠りをして、外に出たら集中豪雨でずぶぬれになった。



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2009年04月28日

最も良かった展示SENSEWARE(サローネ2009)

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今日はミラノ家具サローネの最終日だ。この1週間で見ることができた展示は本当に少ししだ。今日はフィエラ会場のサテライトに出展していたMUUの人たちから自転車をいただいた。展示に使っていたのだが、ニッポンに持って帰らないので、私が譲り受けた。ありがとう。
そして、建築家マルティーノ設計のモローゾの展示ブースを見てきました。なかなかいい、ひょっとして、本会場のなかでは一番グッドな展示ブースではないかと思った。これも後日紹介する。

先日、見に行ったトリエンナーレのなかで行われた、SENSEWAREという展示を見た。展示そのものでは、今回のサローネでは一番良かった。私は少ししか見ていないので、確信を持って言えないが、とにかく良かった。展示は、ニッポンの繊維についての最先端技術をさまざまな形で見せていた。呼吸する繊維とか、軽い布、透けて見えるブロック、そしてトウモロコシからつくった繊維でつくったコケとか、があった。なぜ、この展示が良かったかというと、最先端の技術とアートが融合していた、と言いたいのだけれど、技術の内容は分りにくかった。だけど、良い展示と言うものは、子供たちが喜ぶものだ、ということがわかった。どの場所でも、子供たちが楽しく、目をきらきらさせて、遊んでいた。展示の説明にも興味深そうに見入っていた。これこそ、展示というものではないだろうか?ただきれいなデザインだけでは、子供たちの心を捉えることはできない。素直なこどもの目をひきつける魅力が必要なのだ。
ラベル:SENSEWARE
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2009年04月27日

スーパーステュディオとTOM DIXON

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毎年、フオリサローネの中心的な存在がスパーステュディオSUPERSTUDIOだ。そして毎年そのなかで展示をしてきたのがトム・ディクソンだ。
今回のスパーステュディオは、「新しいデザインの臨時ミュージアム」という企画で、各ブースは、商品展示というよりは、アーティスティックな展示になっていた。だから、大手の企業の展示はなかった。だからなのか分らないけど、これまでの雰囲気とは違ったものになり、これが良いのか、良くないのかは、判断できなかった。つまり、アーティスティックなのは、ある意味で、何のことかわからない、というのが正直言って、私の感想だ。
そのなかで、しっかりしたポリシーで、展示で主張していたのがトム・ディクソン。ユーティリティUtilityがそのテーマ。スティール、ガラス、木のデザインはまさに骨太だった。
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2009年04月26日

ウルキオラの水まわりデザイン

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いまさっきウルキオラのアクサーAXOR(via Cino del Duca,8 Palazzo Visconti)が良かったので、緊急にお知らせする。
もう一つ良かったのが、トリエンナーレの2階に展示されていた、Sensewareで、ニッポンの、先端的な繊維の技術を駆使した展示だ。ひよつとして、今回のフオリサローネではピカイチかもしれません。これは後の日に。

このアクサーは水栓メーカーだけど、ウルキオラはバスルーム全体をデザインした。浴槽、水栓、シャワー、洗面、暖房などのデザイン、そして浴室のインテリア、小物もすべて彼女のコーディネートでした。
展示の場所が分りにくい、サンバビラの広場に向かって、コルソ・ヴェネティアとコルソ・モンフェラートの間の、広場の直ぐ裏側の小さな道だ。展示は、パラッオ・ヴィスコンティで、17世紀のインテリアのなかにある。鏡に、フレスコ画やシャンデリアが映り、展示壁面の存在を消していて、そのなかにウルキオラデザインのバスルームがある。彼女の好みのインテリアが出来上がっていて、浴槽やシャワー、植物、クラシックな小物、鏡、暖房などが調和し、どれをとってもいい感じに仕上がっている。水栓も、女性のセンスでデザインされ、使いやすく、柔らかなイメージだ。たしかに、こんな浴室が欲しい。女性らしいセンスと心地よさが光っている。
posted by perabita at 21:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 家具サローネ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする